先月、カフェバービーのシナノジュンコ先生のワークショップに参加する予定を、
父親の入院で欠席させていただく事にしたのですが、
その後、お葬式で愛する家族を送る事になった私に、お店のママがご好意で、
キットを送って下さいました。
しばらくは、縫い物などする気にもなれなかったのですが、
キットをいただいたので、ソーイングの元気は戻ってきました。
一ヵ月を得て、針を手に取りました。真赤な方を先に縫いました。
ママさん、本当にありがとうございました。
悲しみも喜びも胸いっぱい溢れています。
今年は沢山の日本人が、突然未知の新しい世界に旅立って行きましたけど、
私の父も少し遅れてご一緒することになりました。
先の世界からの、とても大きな船が迎えに来たのかもしれません。
沢山の方々が乗れるのなら、とても快適な豪華客船でしょうか。
今年旅立った多くの人たちの新しい道行を心から応援致します。
今まで本当に有難うございました。
リップは少々薄くなっていますが、お気に入りのバブルカットです。
読書好きの父が、私に最後に買ってくれた本は、
新聞の書評で見つけてくれた『バービーと私』(宮塚文子さん著)でした。
読書好きのお父様より本を頂いて思い出がたくさん詰まっているのが伝わって参りました。
お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
本当に、ママのお陰で針を持つ楽しさが蘇ってきました。
父は時代的にも沢山の事を経験し、本当に素敵な人生を送ったと思っています。
後に残っている私たちが、しっかりこの世界で後をついでやっていこうと思います。